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北京外国語大学に入学して

新たな土地で新たな言語を学ぶ機会をつかみ取ろう

北村 星良
学校法人玉川学園 玉川学園高等部出身
2022年入学(31期生)2年生

 中国語を学び始めたきっかけは父の一言でした。父は私に、中国語は将来絶対に役立つだろうから学んでみてはどうか? とすすめました。
私自身、将来グローバルに働きたいという 夢があったため、父のすすめであった中国語を学ぶことにしました。

 そして高校2年時、大学で中国語を専門的に学びたいと進路を探っている時期に北京外国語大学の存在を知りました。高校のころから多くの友人が留学をしていたこともあり、大学留学も選択肢の一つではあったのですが、旅行にも行ったことのない中国へいきなり4年間も留学するということに初めは多少抵抗がありました。しかし海外の大学へ進学することによって現地で生きた言語を学べる魅力、加えて自身の視野をさらに広げることができるのではと考え、北京外国語大学への進学を決意しました。

 入学当初は2020年から続いている新型コロナウイルスの影響で、先輩方は中国へ渡航できておらず、自身もいつ渡航できるのかわからない状況でした。4月から約半年間、日本 でオンライン授業を行なっていましたが、急遽1年生の10月末に北京への渡航が決まり、今は北京で大学生活を送ることができています。キャンパス内には中国人はもちろん、さまざまな国の生徒がいて、とても賑やかです。私が渡航した時期は渡航後の長期隔離が必須で、その隔離先で出会ったマ レーシアからの留学生とは隔離が終了した今でも拙い中国語を駆使しながら交流を深めています。また、校内にいる人に誰彼となく「ニイハオ」「シェシェ」「ドゥイブゥチィ」などの簡単な単語を話すだけでも自分に興味をもってくれるので、留学生活ならではの日常を楽しく過ごすことができています。 

 最後に、新たな土地で新たな言語を学ぶということは決して容易ではありません。ですが、このように現地に身を置いて新たな言語を学ぶことができる機会はとても貴重です。私自身もまだ見ぬさまざまな新しい出来事がこの先に待っていると思うと楽しみで仕方ありません。もし北京外国語大学に入学しようか迷っているのであれば、ぜひこの機会をつかみ取ってほしいと思います。

 北京で皆さんに会えることを楽しみにしています。

自ら中国語に触れる機会を作って夢に向かって成長する

中村 結月
学校法人嶺南学園 敦賀気比高等学校出身
2022年入学(31期生)2年生

 私は高校1年生から中国語を学んでいて、中国の文化や歴史についてもっと深く学びたい、中国の方と実際に会ってコミュニケーションをとってみたいと思い、北京外国語大学に入学することを決意しました。

 北京外国語大学へ入学する前はこれから先、中国へ行って授業にちゃんとついていけるのか、クラスメイトと仲良くなれるのかがとても不安でした。でも実際に授業を受けてみると、わからなかったところをもう一度先生に質問できる時間があったり、授業が終わったあとにクラスメイトと集まってわからなかったところを教え合う時間が作れたり、仲間とともに成長することができました。授業以外でも自分の好きな中国語のドラマを見たり、好きな中国人アイドルの歌を聴いたりしていました。すると、授業での先生の話がだんだんわかるようになっていきました。だから自分で中国語に触れる機会を作ることが大切だと思います。

 私たちは新型コロナウイルスの影響で、最初の約半年間はオンライン授業でした。クラスメイトには実際に会っていなかったので、授業中不安に思うこともありました。でも仲間同士助け合いながら勉強することができました。宿題を一緒にやったり、授業で発表する内容を聞いてもらったり、オン
ラインでも楽しんで授業を受けられていたと思います。

 オンライン授業が終わり、実際に中国に着いたときはドキドキとワクワクでいっぱいでした。これからはいろんな国の方とお話ができるようになり、中国語に触れる機会がたくさん作れるのだから、頑張ろうと思いました。

 また、北京外国語大学にはいろんな活動があります。サークルやボランティア活動……、私はまだ参加できていませんが、いろんなことに挑戦していきたいと考えています。日本では体験できないことをたくさん経験していきたいです。

 私は、この学校を選んでよかったなと思いました。先生方は熱心で優しい方ばかりです。全力でサポートしてくださるので、とても感謝しています。貴重な体験がたくさんできて、自分が夢に向かって成長することができると思います。北京外国語大学に興味をもっていらっしゃる方がいたら、この学校を強くおすすめします。楽しく充実した学校生活を一緒に過ごしてみませんか!

恵まれた環境のもと日々新しい発見がある

高嶌 泰斗
学校法人立正大学学 立正大学付属立正高等学校出身
2022年入学(31期生)2年生

 高校生のとき国内ではなく海外の大学を選択することはか なり勇気のいることでした。4年間海外で生活できるのか、中国語はまったくできないのに授業についていけるのか、不 安はたくさんありました。また私が入学した時期はオンライ ン授業で、いつ北京に行けるのかわからない状況だったこと も不安でした。入学してから授業はほとんど中国語で行われ ますが、先生方は本当に根気強く教えてくださいました。仲 間とはオンラインで集まって宿題をやったりして助け合いま したし、夏休みには国内旅行に行ったりもしました。

  1年生の10月末にはコロナ禍でも北京に渡航することが できました。刻々と状況が変わる中、東京事務所の方や先輩 方が引率して下さり、ホテルでの隔離期間中も情報を共有で きて、香坂班の仲間と協力し合え、とても心強かったです。

 大学の寮に入ってからは、1週間も経たないうちに中国の 学生と友だちになって、出前で北京ダックご馳走してもらえ たり、北京外国語大学へは並大抵の勉強では入学できないと いった話を聞いたりしました。

 私たち留学生、特に香坂班は、日本から4月に留学できて (中国では新学期は9月開始)、中国語力ゼロからスタートし て学ぶことができ、寮で快適な生活を送れて、とても恵まれ た環境にいることに改めて気づかされました。

 大学の先生方は、ホテルでの隔離期間中に中国語で電話が かかってきてよく理解できなかった話をすると、今度困った ときはいつでも連絡して、とおっしゃってくださったり、サッ カーのワールドカップで日本の勝利を一緒に喜んでくださっ たり、とてもフレンドリーです。

 中国語力ゼロから始めて、1年生の秋には HSK3級を取 得することができ、わからないこともまだまだ多いながら簡 単な会話もできるようになりました。また他の多くの国の留 学生とも交流することで、いろいろな文化や言語に触れるこ ともでき、日々新しい発見があります。

  勇気をだして北京外国語大学に入学したことで人生の選択 肢が大きく広がったように感じます。

 キャンパスで会ったら、気軽に声をかけてください。待っ ています!

中国語の学習経験なしでも入学できるという魅力

市東 知己
愛知県立旭丘高等学校出身
2021年入学(30期生)3年生

 北京外国語大学に入学してから早くも2年が経ちました。 僕はこの大学に入学することを決めた動機と、この2年で得 られたものについて書きます。

 僕の両親はともに日本人で当然僕も日本人なのですが、父 が仕事の関係で中国へ出張に行くことが多々あり、小学生の ころから自然と中国という国への興味がわき始めました。ま た最近では経済面での急激な成長を見せて、GDP ではアメ リカと並んで1、2を争うまでになった中国という国を現地 で見てみたいという気持ちも強くなり、中国への留学を決意 しました。そんな中、せっかく留学するのだから短期よりも 本科生として4年間留学しようと思いながら大学を探してい たところ、中国語の学習経験なしでも入学できるという魅力 に特に惹かれて、この大学に入学することを決めました。

 北京外国語大学に通った2年間で得られたことは、まずも ちろん中国語力です。1年生の間は中国語の発声をはじめと して基本的な文法を学び、会話表現やリスニング能力を伸ば す学習をしていきます。先生が一人一人に対して手厚くサ ポートしてくれるので、それまで中国語未経験でも安心して 中国語の学習をスタートすることができます。僕も上で述べ た通り両親ともに日本人で中国語との関わりはなくゼロから 勉強を始めましたが、先生方のご指導、そして同級生との助 け合いによって、1年生の冬には HSK 5級を取れるように なるまで中国語力を伸ばすことができました。

 僕たちはコロナの影響で1年と半年以上のオンライン授業 を余儀なくされましたが、先生方や先輩方からのアドバイス を聞き逃さず、やるべきことをしっかりとやった結果、確実 に力をつけることができました。おそらく入学時から北京に 来られる皆さんが、怠けることなく勉強に頑張る気持ちと、大学生活をたくさん楽しむ気持ちをもって、この北京外国語 大学に入学されることを楽しみにしています。

 ぜひ中国語をマスターして、中国を存分に楽しみましょう。
 (右端が執筆者) 

驚きと発見の日々は中国語を勉強するに最高の環境

木村 瞳
学校法人茗溪学園茗 溪学園高等学校出身
2021年入学(30期生)3年生

 皆さん、こんにちは。北京外国語大学に入学してから2年 が経ちましたが、この大学を選んで本当によかったと過去の 自分に言いたいです。

 私は高校生のときから大学では言語を学ぼうと思っていま したが、特に学びたい言語も、将来どんな仕事をしたいかも 決まっておらず漠然としていました。そんな中、北京外国語 大学と出会いました。日本の大学に入学して何年か留学する のとは違い4年間も北京で生活でき、中国語の習得だけでな く中国の文化を肌で感じることができるというところ、また 中国の大学なのに中国語力ゼロから中国語を学べるというと ころに魅力を感じ、北京外国語大学に入学することを決意しました。

 入学したてのころは中国語を勉強したことがなかったた め、自分の名前を中国語で言うことですら精一杯だった私で も、先生方の手厚いご指導により今では授業の内容がわかる ことはもちろん、中国人と会話ができるようになるまで成長 しました。

 入学2年目にして、やっと中国渡航日が決まった日のこと は今でも覚えています。待ちこがれていた中国での大学生活、楽しみでもあり、不安でもありました。中国に到着し隔離期 間を経て寮生活が始まり、毎日が驚きと発見の連続です。

 寮には日本人以外にさまざまな国の留学生が住んでいるの で、異文化交流と隣り合わせの日々です。ふとキッチンに寄 ると、ある留学生が丸鶏をさばいていたり、廊下を歩いてい ると部屋から聞いたこともない言語の歌が流れていたり、と きには一緒にご飯を食べたりしたこともありました。

 最近は日本語だけでなく中国語による情報も得ることがで きるようになり、国際的な視野が身についたなということ、また実際に現地で暮らしてみて日本で生活していたときとは 違って授業で習ったことをアウトプットできる機会が多く、 中国語を勉強している身として最高の環境だということを強 く実感しています。

 ぜひ皆さんも北京外国語大学で価値ある4年間を過ごして みませんか? 皆さんと会える日を楽しみにしています。

世界から集まる留学生との交流は大きな魅力の一つ

中西 健人
学校法人桐蔭学園 桐蔭学園高等学校出身
2021年入学(30期生)3年生

 自分は日本人と中国人のハーフとして北京外国語大学に入 学しました。そのため、初めから少し中国語を話せる状態で したので、日本でオンライン授業を受けているときは中国語 の勉強を疎かにしていました。その結果、2年生の 10 月に 中国に来てから、会話に困る場面が多くてとても困りました。 それに対し、周りの同級生でしっかり勉強してきた人はどん どん成長していきます。たった1年半の勉強でも、ゆっくり ではありますが現地の中国人としっかり話せるようになって いるのです。ちゃんと勉強していれば問題なく生活すること ができるということです。

 自分自身も中国に来てから中国人と話す機会が増えたこと により、中国の親族に「中国語での会話が流暢になってきた ね」と言われ、中国で実際に生活しながら中国語を学ぶこと がいかに大切かわかりました。

 日本では中国に対する、さまざまな悪いニュースや情報、 偏見があふれているため、中国に対して悪い印象をもっている人もいると思いますが、現地に来ないと知りえない情報も あります。例えば街並みです。意外と綺麗です。特に大学校 内は毎日掃除されているため、ゴミもほとんど落ちていませ ん。池も手入れされていて、夜のライトアップされた池の景観はとてもよいです。また、中国の方々はとても優しい人ば かりで、拙い中国語を話していると速度を合わせてゆっくり、 そして簡単な単語だけで会話してくれます。寮の従業員の 方々も気さくに話しかけてくれ、困ったことを相談するとす ぐに丁寧に対応してくれ、とても助かっています。

 入学前は日本人の留学先としてまだマイナーな「中国」と いう国は未知の世界で不安がとても大きいと思いますが、何 事にも興味をもったらチャレンジしてみることが大事だと思 います。自分以外の同級生はほとんど純日本人で、しかも中 国語をゼロから勉強しています。中国語を勉強したことがな い生徒に対しても優しい先生方が授業の進度に置いていかれ ないように、しっかり丁寧に教えてくれます。

 中国語の能力向上だけでなく、中国文化を学ぶにはこれ以 上ない環境が北京外国語大学にあると思います。

 勇気は一瞬、後悔は一生。キャンパスで皆さんの入学を楽 しみに待っています。

晴れてキャンパスに足を踏み入れ夢見た大学生活を満喫

井上 雅登
学校法人済美学園 済美高等学校出身
2020年入学(29期生)4年生

 私たちが 2020 年に入学する少し前に、コロナのニュース が日本に入ってきました。もしかしたらという不安と、まさ かと思う楽観的な心持ちで揺れていましたが、その嫌な予感 は見事に的中し、2 年間半のオンラインでの学生生活を送る こととなりました。

 そんな私たちも今年の 11 月、晴れてこの北京外国語大学 のキャンパスに足を踏み入れることができました。そのとき の感情を文章に書き尽くすことはできません。あの正門の前 で、感動のあまり名前も知らない同級生と固い握手をしたこ とは一生忘れないと思います。

 私たちは現在、この対面での日々を満喫しています。画面 越しにしか知らなかった先生とクラスメイトと直接対面して 授業を受ける。放課後はその足で食堂に行きクラスみんなで 食事する。広々としたグランドで中国、韓国、ロシアなどな ど、さまざまな国から来た人たちと汗を流す。夜には誰かの 部屋に集まり、ちょっと背伸びしてスーパーでお酒とおつま みを買い、将来を語り合う。あの日僕が夢見た大学生活がこ こにありました。

 私は食べることが大好きなので、校内の施設では食堂が最 も気になっていました。食堂は地下1階から地上3階まで、多種多様、さまざまな国籍の料理を食べることができます。 とてもリーズナブルで、ラーメン1杯が日本円200円程度で す。また、宗教を信仰していて、特定の食材を食べることが できないという人のための食堂も存在します。こちらの食堂 も同じくとても美味しく、リーズナブルです。私は特定の宗教を信仰していませんが、そんな私のような生徒も多く利用しており、とても居心地のよい雰囲気です。

 この留学について、期待だけではなく、もちろん不安もあ りました。それは私だけではないはずです。しかし、心配す る必要はまったくありません。もし何か困ったことがあった ときは必ず、東京事務所の駐在員の方や、現地の大学関係者、そして何より、先にキャンパスに到着している先輩たちが助 けてくれるはずです。

 図書館、ジム、スーパーなど校内にはたくさんの施設があ り、そこではさまざまな人と出会うことができます。私もあ なたと出会えることを心から願っています。

勇気は一瞬、後悔は一生、興味をもったらチャレンジ!

松井 萌
愛媛大学附属高等学校出身
2020年入学(29期生)4年生

 私が中国留学を決めた理由は、幼いころから中国を行き来 する中で、中国の著しい経済成長を肌で感じ、そんな環境に 自分も身を置きたいと思ったからです。

 数年前から日本で普及し始めたキャッシュレス決済です が、中国では約8年前(2014年ころ)に行った際、すでに 日常的に使われていました。行くたびに変わり続ける中国、 中国人の新しいものをすぐに取り入れる適応力、スピード感 が経済成長につながっていると思います。

 北京外国語大学を選んだ理由は、北京にあるため標準語(北京語)を学ぶことができること、中国語力ゼロから本科留学 して学位を取得することができることです。

 入学時からコロナウイルスの影響で渡航することができず オンライン授業を受けていましたが、ようやく3年生の 10 月に留学 VISA が発行され、中国に渡航することがかないま した。

 北京外国語大学に到着し、1か月が経とうとしています。 魅力いっぱいのキャンパス生活で、特に外国人と交流できる ことは大きな魅力の一つだと思います。世界50余の国と地 域から集まる1200 人余の留学生、キャンパス内にはいろん な言語が飛び交います。

 図書館に行くと熱心に勉強をする学生の姿、運動場に行く とサッカーやバスケットボールに興じる学生の姿、キャンパ ス内をスケボーで移動する学生の姿も……。大学内はとても 自由で、伸び伸びとできる環境が整っています。

 中国語学習については、香坂班の仲間たちはもちろんのこ と、さまざまな国籍の人がともに中国語を勉強しているため、お互いを高め合いながら学習をすることができます。また、 日本語専攻の中国人学生とランゲージパートナーになり、お 互いに教え合うこともできます。

 まだまだコロナウイルスの影響で制限される大学生活が続きますが、そんな中でも、とても充実した時間を過ごすことができています。

 私は卒業まで残すところ1年ですが、4年間現地で過ごす ことができる皆さんは、北京外国語大学でしかできない貴重 な体験がたくさんできると思います。少しでも、中国、中国 語に興味がある方はぜひ入学することをおすすめします。